先に、いちばん知りたいことをお伝えします。新生児の昼夜逆転は、多くの場合、生後2〜4か月ごろにかけて少しずつ落ち着いていくと言われています。もちろん個人差が大きく、もっと早い子も、ゆっくりな子もいます。だから「まだ直らない」と焦らなくて大丈夫です。今は、体の中の時計がゆっくり育っている途中なんだと思ってあげてください。この記事では、いつ頃落ち着くのかの目安と、今夜からできる小さなことを、そっと並べておきます。
新生児の昼夜逆転はいつ直る?時期の目安
生まれたばかりの赤ちゃんは、昼と夜の区別をまだ持っていません。お腹の中では光も届かず、時間の感覚がなかったのだから、当然のことなんですよね。おおよそですが、生後1か月を過ぎたあたりから少しずつ昼と夜の違いを感じ始め、2〜4か月ごろにまとまって眠る時間が増えてくる子が多い、と言われています。
ただ、これはあくまで「よくある流れ」です。私が三人を育ててきた中でも、上の子と下の子ではまるで違いました。早くにリズムがついた子もいれば、しばらく夜に元気いっぱいだった子もいます。だから、育児書どおりに進まなくても、それはあなたのせいでも赤ちゃんのせいでもありません。「うちの子はこういうペースなんだな」と、時期の目安は目安として、ゆるく持っておくくらいがちょうどいいと感じています。
もし、飲みや体重の増え方などで気になることがあれば、それは月齢のリズムとは別の話です。そういうときは、小児科や自治体の相談窓口に一度聞いてみると安心できると思います。
なぜ昼に寝て夜起きるの?赤ちゃんの体のこと
「どうして夜にばかり起きるんだろう」と、深夜に天井を見ながら思ったこと、私にもあります。昼夜逆転には、赤ちゃんなりの理由があります。まず、生まれたての赤ちゃんは一度に飲める量が少なく、数時間おきにお腹がすくため、昼も夜も関係なく目を覚まします。これは体が小さいうちは自然なことです。
それから、体内時計がまだ育っていません。大人は朝の光を浴びて夜に眠くなる、というリズムを持っていますが、赤ちゃんはこの仕組みをこれから少しずつ作っていきます。だから今は、昼に長く寝て夜に元気、ということが起きても不思議ではないんです。
もうひとつ、昼間の家の中はにぎやかで、赤ちゃんにとってはむしろ心地よくて眠りやすいこともあります。逆に夜、静かになるとふと目が覚める。そんなふうに、赤ちゃんの感じている世界は、私たちの昼夜とは少しずれているのかもしれません。理由がわかると、「困った子」ではなく「育っている途中の子」に見えてきて、私は少し気持ちが軽くなりました。
今夜からできること
すぐにリズムが変わるものではありませんが、昼と夜の違いをそっと伝えていく小さな工夫はあります。できそうなものだけ、ひとつでいいので選んでみてください。全部やろうとしなくて大丈夫です。
朝、カーテンを開けて光を入れる
朝起きたら、まずカーテンを開けて部屋を明るくしてみます。赤ちゃんに「今は昼だよ」と伝えるつもりで。まぶしすぎない、やわらかい光で十分です。毎朝だいたい同じ時間にすると、体のリズムのきっかけになることがあります。
夜は照明を落として静かにする
夜の授乳やおむつ替えは、できるだけ薄暗い中で、声も小さめにしてみます。夜は活動する時間ではない、と体で感じてもらう時間です。しっかり起こして遊ばせるより、静かにすませてまた横になれるといいですね。
昼はほどよく音や気配のある中で過ごす
昼間のお昼寝は、無理に真っ暗にしなくても大丈夫なことが多いです。生活の音がある中で寝かせておくと、昼と夜の環境の差が自然に伝わることがあります。神経質になりすぎず、いつもの暮らしのままで構いません。
寝る前のゆるい流れを決めておく
おふろのあとに着替えて、部屋を暗くして、そっと抱っこする。そんなふうに、夜の前にいつも同じ順番のことをしてみます。「これをしたら夜だよ」という合図が、少しずつ積み重なっていくことがあります。完璧な手順でなくて大丈夫です。
静かな音を流してみる
私は寝かしつけの音楽を作っていますが、決まった静かな音を夜だけ流すのも、ひとつの合図になることがあります。効くと約束はできませんが、親の私自身の気持ちが落ち着くという意味でも、助けられました。心地よいと感じるものを選んでみてください。
疲れたら昼に一緒に横になる
これは赤ちゃんのためというより、あなたのためです。夜に起きる分、昼に赤ちゃんが寝たら家事より先に横になっていいんです。体が休まると、夜の時間が少しやさしく感じられることがあります。
焦らなくて大丈夫、親も休んでいい
昼夜逆転のいちばんつらいところは、赤ちゃんの状態そのものより、眠れない親の疲れだと私は思っています。夜中に何度も起きて、朝が来ても休めない。その積み重ねは、本当に体にこたえますよね。だからこそ、「早く直さなきゃ」と自分を追い立てないでほしいのです。
時期が来れば、多くの子は少しずつまとまって眠るようになっていきます。今できることを少しやってみて、あとは待つ。それで十分です。うまくいかない夜があっても、あなたが何かを間違えたわけではありません。眠れる人に頼れるなら頼って、昼に一緒に眠って、レトルトでもお惣菜でもいい日をつくって。自分を後回しにしすぎないでくださいね。
この時期は、長く続くようでいて、振り返るとふっと過ぎていることが多いものです。今夜がしんどくても、それは永遠ではありません。どうか、あなた自身のこともいたわってあげてください。ここまで読んでくれて、ありがとうございました。今夜が、少しでも穏やかでありますように。
寝かしつけの音楽を無料で配信しています。YouTube: https://www.youtube.com/@Baby_SleepLullabies
長い手紙のような話は note に置いています: https://note.com/nennebaby
ひとりで抱えないでください
「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。
- よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
- こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。



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