保育園の慣らし保育で夜泣きが増えた時に

冷めたお茶とやわらかい朝の光の水彩イラスト がんばりすぎない育児
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保育園の慣らし保育が始まってから、夜泣きが増えた。そう感じているお母さんへ、先に結論めいたことをお伝えします。慣らし保育の時期に夜の泣きが増えることは、めずらしいことではありません。新しい場所や人に少しずつ慣れていく途中で、心と体がたくさんの刺激を受け止めているからです。多くの場合、時間の経過とともにゆっくり落ち着いていく子もいます。あなたの関わり方が足りないから、ではありません。まずはそのことを、深呼吸しながら受け取ってください。

この記事では、なぜ夜泣きが増えることがあるのか、その背景と、家庭でできるささやかな関わり方をお話しします。もし気になる様子が続くときは、小児科や自治体の子育て相談の窓口に、いつでも頼っていいということも、頭の片隅に置いておいてください。

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保育園の慣らし保育で夜泣きが増えたと感じる背景

慣らし保育は、子どもにとって世界が大きく広がる時期です。今まで家の中で過ごしていた子が、知らない天井、知らない声、知らないにおいの中で、数時間を過ごすようになります。大人でも、初めての職場に通い始めた最初の数週間は、家に帰るとどっと疲れが出るものです。小さな子どもなら、なおさらだと思います。

日中にたくさんの刺激を受け取ると、その整理を夜に持ち越すことがあると言われています。眠りが浅くなったり、途中で目が覚めて泣いたりする子もいます。また、昼間にお母さんと離れていた分、夜にくっついて安心を確かめたい気持ちが強くなることもあるようです。

私自身、子どもを預け始めた頃、夜中に何度も起こされて、朝がくるのが怖いと感じた時期がありました。原因が分からないと、自分のせいのように思えてしまいます。でも今振り返ると、あれは子どもが一生懸命、新しい生活に慣れようとしていた時間だったのだと思えます。

夜泣きが増えるのは「頑張っている証」かもしれない

夜泣きが増えると、どうしても「何か悪いことが起きているのでは」と不安になります。けれど、見方を少し変えてみると、それは子どもが日中を精一杯過ごしてきた証でもあります。新しい環境で、泣いたり笑ったり、たくさんの感情を味わってきた。その一日を、夜にそっと吐き出しているのかもしれません。

子どもは言葉でうまく説明できません。「今日は寂しかった」「新しいお友だちがいてびっくりした」。そういう気持ちを、泣くことで外に出しているとも考えられます。だから夜泣きは、子どもがあなたを信頼して、安心して感情を出せている場所がここにある、というサインとも受け取れます。

とはいえ、そう頭で分かっていても、真夜中に何度も起きるのはつらいものです。つらいと感じる自分を責めないでください。あなたも日中、仕事や家事や送り迎えで、精一杯過ごしています。子どもが頑張っているのと同じように、あなたもちゃんと頑張っています。両方が、少しずつ慣れていく途中なのだと思います。

今夜からできる、家でのささやかな関わり方

特別な道具はいりません。いつもの暮らしの中で、少しだけ意識できることをまとめました。できそうなものを一つ、二つ選んで、無理のない範囲で試してみてください。全部やろうとしなくて大丈夫です。

寝る前の流れをゆるやかに一定にする

お風呂、着替え、部屋を暗くする、といった流れをなんとなく同じ順番にしてみます。次に何が起きるか分かると、安心する子もいます。きっちり時間を決めなくても、ゆるやかな習慣で十分です。

日中のスキンシップを少しだけ増やす

朝の送り出しや、お迎えのあとに、いつもより少し長く抱きしめてみます。離れていた時間を、体温で埋めるイメージです。数十秒でも、子どもは安心を受け取ることがあります。

部屋を暗く、静かにととのえる

寝る前は明るい画面をそっと片づけて、光を落としてみます。静かな環境は、高ぶった気持ちが落ち着くきっかけになることがあります。小さな音楽をそっと流すのも、家族の合図になります。

泣いたら、まず声をかけて寄り添う

すぐに何とかしようと焦らず、「ここにいるよ」と静かに伝えてみます。背中をとんとんしたり、手を握ったり。解決しようとしなくても、そばにいることが伝わるだけで、落ち着いていく子もいます。

お母さん自身の休む時間を先に確保する

夜が細切れになる時期は、昼に少しでも横になれる隙を探してください。家事は後回しでかまいません。あなたが倒れないことが、いちばん大切な土台です。

できたことを一つ、自分に言ってあげる

「今日も送り迎えができた」「夜、抱っこしてあげられた」。小さなことでいいので、できたことを一つ数えてみます。できなかったことより、できたことに目を向ける夜があってもいいと思います。

それでも不安なとき、頼っていい場所

ここまで書いてきましたが、夜泣きの感じ方や続き方は、本当に子どもによってさまざまです。眠れない日が続いて、心も体も限界に近いと感じるとき。あるいは、いつもと様子が違って気になることがあるとき。そんなときは、我慢して一人で抱えないでください。

小児科や、自治体の子育て相談の窓口は、こういうときのためにあります。「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。話すだけで気持ちが軽くなることもありますし、専門の人が一緒に考えてくれます。私も、どうしていいか分からなかったとき、誰かに話せただけで少し呼吸が楽になった経験があります。

頼ることは、諦めることでも、負けることでもありません。あなたと子どもが、この時期を少しでも穏やかに越えていくための、大切な選択肢の一つです。

おわりに

慣らし保育の時期は、子どもにとっても、お母さんにとっても、大きな変化の季節です。夜泣きが増えると、光の見えないトンネルの中にいるように感じるかもしれません。でも、多くの親が同じ道を通ってきました。あなたは一人ではありません。

今夜も、誰かの泣き声に起こされているかもしれませんね。それでもこうして、子どものために調べているあなたは、もう十分すぎるほど優しいお母さんです。どうか、自分にもその優しさを少し分けてあげてください。眠れる夜が、少しずつ戻ってきますように。

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もう少し長い手紙はこちらに → note: https://note.com/nennebaby

ひとりで抱えないでください

「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。

  • よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。

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