里帰り終わりのワンオペ不安を軽くする備え

がんばりすぎない育児
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先に、いちばん伝えたいことを書きます。里帰りが終わってワンオペが不安なのは、あなたが弱いからではありません。今まで支えてくれた手が一つ減るのですから、不安になるのが自然です。だから「完璧にやらなきゃ」と思わなくて大丈夫。ハードルを下げて、頼れる先をいくつか用意しておく。それだけで、始まりの日はずいぶん違って感じられることがあります。この記事では、その心構えと、今夜からできる小さな備えを静かにお話しします。

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里帰りの終わりに不安を感じるのは、当たり前のこと

実家では、ごはんが出てきたり、少しの間だけ赤ちゃんを見てもらえたり。自分が眠るための余白が、どこかにありました。その余白が急になくなると感じると、不安になります。私も上の子のとき、荷造りをしながら胸がざわざわしたのを覚えています。うれしいはずの帰宅なのに、なぜか泣きそうになる。あの感覚は、多くの親が通る道だと思います。

不安の正体は、たいてい「先が見えないこと」です。夜に何度起きるのか、ごはんはいつ作るのか、自分はいつ休めるのか。まだ起きていないことを、頭の中で全部背負おうとすると、気持ちがいっぱいになります。だからまずは、「わからないことは、わからないままでいい」と自分に許可を出してみてください。今日を越えれば、明日のことは明日の自分が考えます。全部を今わかっておく必要は、ありません。

ワンオペが始まる前に、暮らしのハードルを下げておく

備えといっても、頑張って準備を増やすことではありません。むしろ逆で、「やらないことを決める」のが備えになります。家事の基準を、いったん思いきり下げておく。それが自宅での毎日を軽くします。

たとえば、ごはんは作らなくてもいい日を最初から想定しておく。洗濯物はたためなくても、乾けばそれでいい。掃除は気になったところだけでいい。私は一時期、床に物が置いてあっても「今日は生きて過ごせた、それで十分」と声に出していました。誰も見ていませんが、自分で自分を責めない練習になりました。

それから、パートナーがいる場合は、帰宅前に「これだけはお願いしたい」を一つか二つ、言葉にして渡しておくといいかもしれません。察してもらうのを待つと、すれ違いが増えます。ごみ出しでも、夜のミルク一回でも、具体的に頼むほうが伝わります。頼るのは甘えではなく、暮らしを回すための段取りです。

今夜からできる、小さな備え

大きな準備はいりません。深夜のうちにでも整えられる、小さなことを並べます。できそうなものだけ、一つ選んでもらえたら十分です。

頼れる連絡先を一枚にまとめる

自治体の子育て相談窓口、近くの小児科、パートナーや家族の番号を、紙かスマホのメモに一つにまとめておきます。困ったときに探す手間が減るだけで、心が少し楽になります。気になることがあれば小児科や自治体の窓口へ、と思える先を持っておくと安心です。

「休める時間」を先に予定に入れる

家事の合間に休むのではなく、休む時間を先に決めてしまいます。赤ちゃんが眠ったら自分も横になる、と決めておくだけでいい。眠れなくても、目を閉じて体を伸ばすだけで違うと感じることがあります。

食べるもののストックを少し用意する

すぐ食べられるもの、温めるだけのもの、飲み物を手の届く場所に置いておきます。お母さんが空腹だと、気持ちまで細くなります。ちゃんとした食事でなくていいので、口に入れられるものを近くに。

玄関先で完結する頼み方を持っておく

宅配やネットスーパーなど、外に出なくても物が届く手段を一つ登録しておきます。買い物のために赤ちゃんと出かける負担が減ります。使うかどうかは別として、「いざとなれば頼める」と思えることが支えになります。

夜の音の環境をゆるく整える

寝かしつけのとき、静かな音楽や生活音をそっと流すと、落ち着くと感じる家庭もあります。効くかどうかより、親であるあなたの肩の力が少し抜けることが大事です。合わなければやめていい、くらいの気持ちで。

「今日できたこと」を一つだけ書く

寝る前に、できなかったことではなく、できたことを一つだけメモします。授乳した、抱っこした、それで十分。小さな記録が、翌日の自分を静かに励ましてくれることがあります。

お金の不安も、いっぺんに解決しなくていい

ワンオペの不安には、体力だけでなくお金のことも混じっていると思います。働き方が変わったり、出費が増えたり。私も将来が心配になって、後からファイナンシャルプランナーの資格を取ったくらいです。でも今の時期に、家計の全部を整えようとしなくて大丈夫です。

今できるのは、大きな見直しではなく、現状を「見える形」にしておくことくらいで十分だと思います。毎月の固定の出費をざっと書き出す。使える支援やもらえる手当があるか、自治体のページを一度だけ眺めておく。それだけでも、漠然とした不安が少し形になります。形になった不安は、対処を考えやすくなります。眠れない夜に細かい計算を始めると、かえって気持ちが重くなるので、日中の元気なときにほんの少しだけ、で構いません。

始まりの日は、越えるだけで合格点

自宅での最初の一日は、うまくやろうとしなくていいです。ごはんが作れなくても、泣き声にどうしていいかわからなくても、その日を越えたら、あなたはもう一日分の経験を手に入れています。子育ては、うまくやった人が偉いのではなく、続けている人がすごいのだと、私は今でも思っています。

不安なまま始めていいんです。準備が足りない気がしても、始まってから少しずつ整えられます。実家の手が離れても、あなたの周りには相談できる窓口も、届けてくれる仕組みも、こうして文字で寄り添う場所もあります。一人で全部抱えなくて大丈夫。今夜、赤ちゃんと自分がどうにか眠れたら、それでもう十分すぎるくらいです。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。あなたの明日が、少しだけ軽くなりますように。

寝かしつけの音楽を無料で配信しています(YouTube): https://www.youtube.com/@Baby_SleepLullabies
長い手紙のようなお話はこちら(note): https://note.com/nennebaby

ひとりで抱えないでください

「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。

  • よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。

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