1歳 夜中に何度も起きる|理由と付き合い方

眠れない夜に
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今、深夜にこのページを開いているのかもしれませんね。先に、ひとつだけお伝えします。1歳を過ぎても夜中に何度も起きるのは、めずらしいことではありません。この時期の子は、心も体も大きく育っている途中です。だから夜のリズムが揺れやすい。あなたの寝かしつけが足りないからでも、育て方をまちがえたからでもありません。この記事では、この時期に夜中に起きやすい理由と、責められずに付き合っていくための小さな工夫を、同じ夜を何度も越えてきた親としてお話しします。

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1歳で夜中に何度も起きるのは、めずらしくない

私は三人の子を育ててきました。そのどの子も、1歳前後には夜中に何度も起きる時期がありました。ようやく眠ったと思って布団に置いたら、また声がする。時計を見て、まだこんな時間かとため息をつく。あの気持ちは、今でもはっきり思い出せます。

1歳という時期は、赤ちゃんから幼児へと大きく変わっていくころです。昼間にできることが一気に増えて、頭の中も体の中も、たくさんの新しいことでいっぱいになります。日中に受け取ったものを、眠っている間に少しずつ整理しているのかもしれません。その途中で、ふっと目が覚めてしまう。そんなふうに感じることがあります。

「1歳になれば朝まで眠るもの」という言葉を、どこかで耳にしたかもしれません。でも実際には、その通りにならない子もたくさんいます。眠りには一人ひとりのペースがあって、まっすぐには進みません。進んだり戻ったりしながら、ゆっくり変わっていきます。だから今、何度も起きていても、それはあなたの子が特別なわけではないのです。まずはそのことを、心の隅に置いてもらえたらと思います。

この時期に夜中に起きやすいと言われる理由

夜中に起きる背景には、いくつかのことが重なっていると言われています。ひとつは、体の成長です。1歳前後は、立ったり歩いたり、手先を使ったりと、体が大きく動き出す時期。昼間にたくさん動いた分、夜に脳や体が休みながら整えている最中に、目が覚めやすくなることがあります。

もうひとつは、心の育ちです。この時期の子は、お母さんやお父さんの存在をとても大切に感じています。だから夜にふと目が覚めたとき、そばにいてほしくて声を出すことがあります。甘えたいわけでも、わがままでもありません。安心を確かめたいという、自然な気持ちの表れなのだと思います。

さらに、歯が生えてくるころのむずむずした感じや、日中の生活リズムの変化、環境の変化なども重なることがあります。これらがひとつずつ、あるいはいくつも重なって、夜のリズムを揺らします。ですから「これさえ直せば大丈夫」という単純な答えは、なかなか見つかりません。だからこそ、原因を突き止めようと自分を追いつめすぎないでほしいのです。もし発熱や機嫌の悪さが続くなど、いつもと様子が違って気になることがあれば、小児科や自治体の相談窓口にたずねてみてくださいね。

今夜からできる、小さな工夫

すぐに夜が変わるわけではありません。それでも、少しだけ肩の力を抜くための工夫はあります。無理のない範囲で、できそうなものだけ選んでみてください。

夜の始まりを、いつも同じ流れにする

お風呂、着替え、部屋を暗くする、といった流れをゆるやかに決めておくと、子どもは「そろそろ眠る時間だ」と体で感じやすくなることがあります。完璧でなくて大丈夫です。だいたい同じ、くらいの気持ちで続けてみてください。

部屋を暗く、静かにしておく

夜中に目が覚めたとき、まわりが明るいと、それだけで意識がはっきりしてしまうことがあります。豆電球やスマホの光もそっと控えめに。暗くて静かな環境は、ふたたび眠りに戻る手助けになる場合があります。

すぐに抱き上げず、少し様子を見る

声がしても、実はまだ半分眠っていて、自分で眠りに戻っていくこともあります。数十秒だけ、そっと待ってみる。もちろん泣きが強くなればすぐに応えて大丈夫です。待つことは放っておくこととは違います。

昼間に体をたっぷり動かす時間をつくる

お散歩や外遊びで日の光を浴びると、昼と夜のリズムがつきやすくなると言われます。とはいえ天気や体調で難しい日もありますよね。できた日だけで十分です。できない日があっても、自分を責めないでください。

いつも聞き慣れた音をそっと流す

静かな音楽や、変化の少ない環境音を小さく流しておくと、夜中の物音がまぎれて、安心を感じる子もいます。合う合わないがあるので、うちの子はどうかな、と気軽に試してみるくらいがちょうどいいです。

親が休める仕組みを先に用意する

これがいちばん大切かもしれません。夜のことを一人で抱えないこと。パートナーと交代する、昼寝に一緒に横になる、家事をひとつやめる。子どもの眠りより先に、あなたの休みを確保していいのです。

眠れない夜の、自分の守り方

夜中に何度も起こされると、体だけでなく心もすり減っていきます。私も、暗い部屋で子どもを抱きながら、これがいつまで続くのだろうと不安になった夜が何度もありました。朝が来ても眠くて、頭がぼんやりして、それだけで一日がつらくなる。あの感覚を思い出すと、今も胸が少しきゅっとします。

そんなときは、まず「今日は寝不足なんだ」と自分に言ってあげてください。できないことがあって当たり前です。ごはんが手抜きでも、部屋が散らかっていても、それは寝不足の日として正しい姿です。誰もあなたを責めていません。

そして、頼れるものには遠慮なく頼ってください。パートナー、家族、一時預かり、地域の子育て支援。頼ることは、負けでも手抜きでもありません。あなたが少し眠れることは、子どもにとっても悪いことではないのです。夜が明けない気がする時期は、たしかにあります。でも、眠りのかたちは少しずつ変わっていきます。今のこの夜が、ずっと続くわけではありません。

おわりに

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。眠い目をこすりながら、それでも子どものために何かできることはないかと探していた、そのやさしさを、私は知っています。夜中に何度も起きる子に付き合うのは、本当に骨の折れることです。それをあなたは、毎晩続けている。それだけで、もう十分すぎるほどがんばっています。

今夜がまた起こされる夜だとしても、どうかそのあいだに少しでも体を横にできますように。あなたの夜が、ほんの少しやわらぎますように。ここは、責められず、売り込まれない場所です。疲れたら、また戻ってきてくださいね。

寝かしつけの音楽を無料で配信しています(YouTube): https://www.youtube.com/@Baby_SleepLullabies
もう少し長い手紙はこちら(note): https://note.com/nennebaby

ひとりで抱えないでください

「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。

  • よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。

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