育児で自分の時間がないしんどい人へ 休む考え方

がんばりすぎない育児
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれる場合があります。
スポンサーリンク

先に結論だけ置いておきます。自分の時間がなくてしんどいのは、あなたの頑張りが足りないからではありません。時間は「まとめて確保する」のではなく、「一分単位で拾い集める」もので大丈夫です。そして、休むことに理由はいりません。この記事では、罪悪感を少し下げる考え方と、今日から拾える小さな時間の作り方を、そっと並べてみます。読み終えたら、また明日、無理のないところから始めてくれたら十分です。

スポンサーリンク

育児で自分の時間がないのは、あなたのせいではない

朝起きてから夜眠るまで、気づけば一度も自分のためだけの時間がなかった。トイレのドアも自由に閉められない。温かいお茶を、温かいまま飲めない。そんな日が続くと、「私はこんなに疲れているのに、何も終わっていない」と感じてしまうことがあります。私も三人を育ててきて、同じ気持ちに何度も沈みました。

でも、これは段取りが下手だからでも、要領が悪いからでもありません。小さな子どもと過ごす時間は、そもそも予定通りに進まないものです。抱っこして、着替えさせて、こぼしたものを拭いて、また抱っこして。ひとつの用事の途中で、別の用事が三つ生まれます。自分の時間が消えるのは、あなたが子どもをちゃんと見ている証拠でもあるのです。

だから、まず「時間がない自分」を責めるのをやめてみませんか。責めても時間は増えません。増えないどころか、心の余力までさらに削れてしまいます。しんどいと感じている、その感覚そのものが、休んでいいというサインだと受け取ってあげてください。

「休むには理由がいる」という思い込みをほどく

しんどいのに休めない人の多くは、心のどこかで「これくらいで休むなんて」と思っています。熱があるわけでもない。倒れたわけでもない。だから、まだ頑張れるはずだと、自分にだけ厳しくしてしまう。私にもその癖がありました。子どもが寝た後、ようやく座れたのに、山になった洗い物を見て立ち上がってしまう。あの頃の自分に、今なら「座っていていいよ」と言ってあげたいです。

休むのに、正当な理由はいりません。疲れたから休む。それだけで十分です。予定の中に「何もしない時間」を、家事と同じ格で入れてしまっていいのです。誰かに許可をもらう必要もありません。

それでも罪悪感が消えないときは、こう考えてみてください。あなたが少し休んで機嫌が戻ることは、子どもにとっても悪いことではありません。疲れ切った笑顔より、五分休んだあとの穏やかな声のほうが、きっと家の中を柔らかくします。休むことは、自分のためであると同時に、まわりのためでもあるのです。「頑張った日にだけ休める」のではなく、「頑張っているから休む」でいいのだと思います。

まとまった時間を待たない、という発想

自分の時間というと、二時間くらいのまとまった空白を思い浮かべがちです。カフェでゆっくり本を読むとか、ひとりで映画を見るとか。もちろん、それが叶う日があれば最高です。でも小さな子がいる時期は、そのまとまりが何ヶ月も来ないことがあります。来ない大きな塊を待ち続けると、いつまでも休めません。

そこで発想を変えて、時間を「かけら」で集めることにしました。三分でも、一分でもいい。子どもがテレビに夢中な間、湯船に浸かるあいだ、車が信号で止まったあいだ。そのわずかな時間に、自分の呼吸だけに意識を戻す。それだけで、心の温度が少し変わります。

私の場合、寝かしつけのあとに音楽を静かに流して、暗い部屋でただ座る時間が救いになりました。何も生み出さない時間ですが、その何もなさが、翌日の余白になってくれた気がします。かけらの時間には、生産性を求めないでください。役に立たなくていい。ぼんやりできたら、それでもう成功です。

今夜からできる、自分の時間の小さな拾い方

大きな仕組みを整えなくても、今日から拾える工夫を並べます。全部やる必要はありません。ひとつでも「これならできそう」があれば十分です。

寝かしつけのあと、五分だけ座る

片づけに立ち上がる前に、まず座ってみてください。洗い物は五分待っても増えも減りもしません。飲み物を一口飲んで、肩の力を抜く。その五分を、明日への準備だと思って自分に許してあげてください。

「ここまでやったらおしまい」の線を先に引く

家事に終わりはありません。だからこそ、今日はここまでと自分で線を引きます。残った分は明日の自分に渡す。渡された明日の自分も、また線を引けば大丈夫です。全部やらないと決めることも、立派な段取りです。

耳だけで休む時間をつくる

手が離せなくても、耳は空いていることがあります。好きな音楽や、静かな音を小さく流してみてください。目や手が忙しくても、耳から入る心地よさは、思ったより気持ちをほどいてくれることがあります。

一日ひとつだけ、自分のための小さな用事を入れる

温かいうちにお茶を飲む。好きな香りのハンドクリームを塗る。それくらいの小さなことでいいのです。自分のための行為が一日にひとつあるだけで、「今日は自分もいた」と感じられることがあります。

頼れる先を、しんどくなる前にメモしておく

家族、一時預かり、自治体の相談窓口。使うかどうかは別として、連絡先を先に書き出しておくと安心します。いざというとき調べる気力がないものです。頼る準備は、弱さではなく備えです。

「何もしない」を予定に書く

手帳やスマホの予定に、あえて「休む」と書いてみてください。空白は埋めたくなりますが、名前をつけた時間は守りやすくなります。書いた通りに、堂々と何もしないでください。

それでも回らない日は、抱え込まないで

工夫をしても、どうにもならない日はあります。体が重い、涙が理由もなく出る、眠りたいのに休めない。そんな状態が続くときは、ひとりで抱えないでください。気になることがあれば、小児科や自治体の子育て相談の窓口に、まず声をかけてみるだけでも大丈夫です。相談は、うまくいっていない証明ではありません。あなたと子どもを守るための、当たり前の選択肢のひとつです。

私は将来のお金の不安からファイナンシャルプランナーの資格まで取りましたが、結局いちばん効いたのは、完璧を手放すことでした。できない日があってもいい。休んだ日があってもいい。そう思えたとき、少しだけ肩が下がりました。今日ここまで読んでくれたあなたは、それだけでもう十分に頑張っています。時間がないなかで、自分をいたわろうとしているのですから。どうか、今夜は少しだけ早く、目を閉じられますように。おやすみなさい。

寝かしつけの音楽を無料で配信しています(YouTube): https://www.youtube.com/@Baby_SleepLullabies
長い手紙のようなnoteはこちら: https://note.com/nennebaby

ひとりで抱えないでください

「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。

  • よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。

コメント