赤ちゃんが寝ない・泣き止まない深夜にできること

眠れない夜に
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まず、いちばん先にお伝えしたいことを書きます。深夜に赤ちゃんが寝ず、泣き止まなくても、あなたのやり方が間違っているわけではありません。今できるのは、赤ちゃんの安全を確かめて、ほんの少しだけ環境をゆるめて、あなた自身の呼吸を整えること。それだけで十分です。この記事は、眠れないまま画面を見ているあなたが、少し肩の力を抜けるように書きました。

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深夜に赤ちゃんが寝ない・泣き止まないとき、まず知っておきたいこと

夜中の泣き声は、静かな家の中でとても大きく響きます。時計を見て、まだこんな時間かと思うと、心細さが増しますよね。私も三人を育ててきましたが、深夜に抱っこしたまま部屋をぐるぐる歩いた夜は、数えきれないほどあります。あのときの、世界に自分と赤ちゃんだけ取り残されたような感覚は、今でもよく覚えています。

赤ちゃんが泣くのには、たくさんの理由があります。お腹がすいた、おむつが気持ち悪い、暑い、寒い、抱っこしてほしい。理由がはっきりしないことも、実はとても多いのです。だから、原因を完璧に突き止めようとしなくて大丈夫。今は「探偵になる」より、「隣にいる」でいい夜です。

もし発熱やいつもと違う様子、呼吸の苦しそうな感じなど、気になることがあれば、迷わず小児科や自治体の夜間相談窓口に連絡してください。判断に迷うこと自体が、あなたが赤ちゃんをよく見ている証拠です。

今夜からできること

ここでは、深夜の今すぐ試せる小さなことを並べます。全部やる必要はありません。できそうなものを、ひとつだけ選んでみてください。合う子もいれば、合わない子もいます。うまくいかなくても、それはあなたのせいではありません。

1. まず自分の肩を下ろす

抱っこしていると、無意識に肩に力が入っています。一度大きく息を吐いて、肩をストンと落としてみてください。抱かれている赤ちゃんは、大人の体のこわばりを感じ取ることがあります。あなたがゆるむと、腕の中も少しやわらかくなります。

2. 部屋を少し暗く、静かにする

明るい光やテレビの音は、赤ちゃんにとって刺激になることがあります。間接照明や小さな明かりだけにして、音を減らしてみましょう。夜と昼の区別がまだ曖昧な時期は、暗さがひとつの合図になることもあります。

3. 温度と衣類を確かめる

大人が快適でも、赤ちゃんには暑かったり寒かったりします。背中や首の後ろにそっと手を入れて、汗ばんでいないか、冷たくないかを確かめてみてください。一枚脱がせる、一枚かけるだけで落ち着く子もいます。

4. 一定のリズムを添える

とんとんと背中を軽くたたく、ゆっくり左右に揺れる、静かな声で同じフレーズを繰り返す。単調なくらいのリズムが、安心につながることがあります。私は寝かしつけの音楽を作っていますが、それも「変化の少ない音がそばにある」ことを大切にしています。

5. 抱っこの角度を変えてみる

縦抱き、横抱き、少し前かがみ。同じ抱っこでも、角度が変わると落ち着く子がいます。うまくいかないときは、無理に一つの方法を続けず、そっと切り替えてみてください。

6. どうしても限界なら、安全な場所に寝かせて離れる

あなたが涙が出そうなほど疲れているなら、赤ちゃんをベビーベッドなど安全な場所に仰向けで寝かせ、少しだけその場を離れて構いません。数分、深呼吸してから戻る。泣かせておくことに罪悪感を持たないでください。あなたが倒れないことが、いちばん大切です。

それでも泣き止まないときの、心の持ちよう

ここまで試しても泣き止まない夜は、必ずあります。私にもありました。そういうとき、私は途中で「今日はもう、抱っこして一緒に起きている日にしよう」と決めるようにしていました。寝かせることをゴールから外すと、不思議と気持ちが軽くなります。

赤ちゃんは、泣くことでしか気持ちを伝えられません。だから泣いているのは、あなたを困らせたいからではないのです。むしろ、あなたのそばだから安心して泣けている、とも言えます。理由がわからないまま泣くことも、成長のうちにはよくあることです。

そして、これはとても大事なことなのですが、深夜の判断力は昼より鈍ります。眠れていない頭で「自分はダメな親だ」と考え始めたら、それは事実ではなく疲労のせいです。夜の考えごとは、朝になってからにしましょう。

お母さん・お父さん自身を守るために

赤ちゃんのことばかり書いてきましたが、今いちばん心配なのは、画面の向こうのあなたのことです。連夜の寝不足は、心も体もじわじわ削ります。がんばりが足りないのではありません。もともと、一人で背負いきれる量ではないのです。

できれば、夜を誰かと分けてください。パートナーがいるなら、曜日や時間で交代する。頼れる家族がいるなら、週末だけでも預ける。自治体には産後のサポートや相談の仕組みがあることも多いので、昼間に一度調べておくと、次の深夜が少し違って見えます。

私は将来のお金の不安からファイナンシャルプランナーの資格を取ったのですが、そのとき強く感じたのは、「備えは心の余裕になる」ということでした。眠りも同じです。今夜まとめて眠れなくても、昼に少し横になる、家事を一つあきらめる。そうやって少しずつ自分に返してあげてください。

朝はかならず来ます

長い夜のように感じても、時間は必ず進みます。窓の外が白んでくると、あんなに途方に暮れていた気持ちが、少しだけほどけていくことがあります。今日眠れなかったからといって、明日も同じとは限りません。赤ちゃんの夜は、日ごとに少しずつ変わっていきます。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。泣き声のなかで検索して、この文章にたどり着いたあなたは、それだけで十分にがんばっています。どうか、赤ちゃんと一緒にあなたも、少しでも体を休められますように。この夜が、静かに明けていきますように。

ひとりで抱えないでください

「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。

  • よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。

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