産後の孤独、誰も助けてくれない夜へ

がんばりすぎない育児
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先に、いちばん伝えたいことを書きます。産後に「誰も助けてくれない」と感じるのは、あなたが弱いからでも、努力が足りないからでもありません。頼り先は、あなたが思うより少しだけ多く残っています。この記事では、その気持ちをそのまま受け止めたうえで、今日から連絡できる相手や窓口を、静かに並べていきます。急がなくて大丈夫です。読めるところだけ、ゆっくり読んでください。

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「誰も助けてくれない」と感じる産後の孤独について

夜、部屋の中で自分だけが起きている気がする。抱っこして、ゆらして、それでも泣き声が続く。スマホの向こうの世界はにぎやかなのに、自分のところにだけ、誰も来てくれない。そんなふうに感じる夜が、産後にはあります。私も三人を育ててきて、真夜中の静けさの中で、世界から切り離されたような気持ちになった時間が何度もありました。

この孤独は、あなたの性格の問題ではありません。産後は体も心も大きく揺れます。眠れる時間が細切れになり、外に出づらくなり、大人と話す機会がぐっと減ります。人と会わない日が続けば、誰だって「自分は一人だ」と感じやすくなります。それは自然なことです。

それに、「助けて」と言葉にするのは、思っている以上に難しいものです。迷惑をかけたくない。うまく説明できない。断られたら怖い。そう感じて口を閉じてしまう人は、決して少なくありません。だからまず、その気持ちを持っているあなた自身を、責めないでほしいのです。感じていること自体が、間違いではありません。

頼れないと思ってしまう理由を、少しほどく

「誰も助けてくれない」という言葉の中には、いくつかの気持ちが混ざっていることがあります。ひとつずつ、ほどいてみます。

ひとつは、「頼み方がわからない」というもの。何を、誰に、どう伝えればいいのか。産後の疲れた頭では、それを組み立てること自体がとても大変です。だから頼れないのであって、頼る気がないわけではありません。

もうひとつは、「頼っても分かってもらえなかった」という経験。過去に相談して、軽く流されたり、正論を返されたりすると、次に口を開くのが怖くなります。心を守るために閉じているだけで、あなたが冷たいわけではないのです。

そして、「みんなできているのに自分だけ」という思い込み。でも、外から見える他の家庭も、見えないところで同じように揺れています。にこやかに見える人ほど、深夜に一人で泣いていたりします。私自身、平気な顔をして買い物をした帰り道に、車の中で少し泣いたことがあります。誰の暮らしにも、映らない裏側があります。だから、比べて落ち込む必要はありません。

今夜からできること

大きなことはしなくて大丈夫です。ほんの少し、外とつながる糸を垂らすだけで、気持ちの重さは変わることがあります。できそうなものを、ひとつだけ選んでみてください。

気持ちを一行だけ書き出す

誰にも見せなくていいので、今の気持ちを一行だけメモしてみます。「しんどい」だけでも十分です。頭の外に出すと、少しだけ距離を取って眺められることがあります。

眠っている家族や友人に、明日送る前提でメッセージを下書きする

今すぐ送らなくてかまいません。「最近ちょっとつらい」と下書きするだけで、心の一部が誰かに向きます。送れそうなら朝に送り、無理ならそのまま置いておいて大丈夫です。

自治体の相談窓口を、番号だけ調べておく

お住まいの市区町村には、産後の親向けの相談窓口があります。「地域名 産後 相談」で調べて、電話番号をメモしておくだけでも安心材料になります。昼間、話せそうな時にかければ十分です。

顔を見なくていい相手とつながる

電話やチャットで話を聞いてくれる窓口もあります。顔を合わせず、名前を名乗らずに話せる場所は、最初の一歩として頼りやすいことがあります。相手はあなたを知らないからこそ、素直に言えることもあります。

音や声で、静けさをやわらげる

真夜中の無音がつらい時は、小さな音を流してみるのもひとつです。やさしい音楽や、環境音でもかまいません。世界に一人きりではない、という感覚が少し戻ってくる人もいます。

「今日は何もしない」を選ぶ

頼ることすらしんどい夜は、何もしないと決めてしまってもいいのです。子どもが安全な場所にいるなら、あとは横になるだけで合格です。休むことも、立派な対処です。

専門家や窓口に頼るのは、負けではありません

頼るというと、身近な人ばかり思い浮かべがちです。でも、あなたのことを支える役割を持った人たちが、家の外にもいます。自治体の保健師さんや、子育て世代を支える窓口の人たち。彼らにとって、あなたの相談は仕事であり、迷惑ではありません。むしろ、声をかけてもらえることを待っています。

体の不調や、気持ちの落ち込みが長く続くようなら、小児科や自治体の相談窓口に、一度気持ちを伝えてみてください。私はここで診断めいたことは言えませんが、専門の人につながることは、あなたと子どもの両方を守る道になります。頼ることは、負けでも甘えでもありません。

お金の不安が孤独を深めることもあります。私も将来が心配で、暮らしのお金を学びました。使える手当や助成は地域によってあります。役所の窓口で「産後に使える制度はありますか」と聞くだけで、知らなかった支えが見つかることもあります。一人で全部背負わなくていいのです。

あなたはもう、じゅうぶんがんばっています

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。眠りたいのに眠れない夜に、それでも子どものそばにいるあなたは、もうじゅうぶんにがんばっています。孤独を感じるのは、それだけ真剣に向き合っている証でもあります。

今日、何かを変えられなくても大丈夫です。頼り先の番号を一つメモしただけでも、それは前に進んだことです。少しずつでいいのです。あなたが軽くなれる方法は、必ずどこかにあります。どうか、自分を責めずに、今夜はできるだけ休んでください。あなたは一人ではありません。

寝かしつけの音楽を無料で配信しています。よければ、静かな夜のおともに。
YouTube: https://www.youtube.com/@Baby_SleepLullabies
note(長い手紙): https://note.com/nennebaby

ひとりで抱えないでください

「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、下記の窓口に連絡してください。深夜でもつながります。

  • よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

お住まいの自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの小児科でも相談できます。頼ることは、無理をしないための普通の選択です。

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