「まさか自分が詐欺に遭うわけがない」
「警察からの電話なら、すぐに対応しなきゃ」
そう思っていませんか?
実は今、警察官を名乗る詐欺が急増しています。
偽物の警察手帳や逮捕状を見せつけ、
「あなたに逮捕状が出ています」と不安を煽り、
口座から現金を騙し取る……そんな卑劣な手口が横行しています。
今回は、、詐欺の手口のリアルと、絶対に被害に遭わないための防衛策を徹底解説します。
◆ まず結論(ここだけ覚えればOK)
長い文章を読む時間がない方も、命より大事なお金を守るために、
この3つだけは覚えて帰ってください。これで詐欺はほぼ防げます。
警察・検察は電話で「逮捕状が出ています」とは絶対に言いません。
怪しい電話は即切る ➡ 自分で調べた番号にかけ直す。
使っていない銀行口座は今すぐ解約する。
【実録】これが警察官騙り詐欺の「手口」だ
いわゆる「オレオレ詐欺」の一種ですが、
警察官を装う手口は非常に権威的で、パニックになりやすいのが特徴です。
よくある流れ
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電話が来る:「〇〇県警です」(東京在住でも地方県警を名乗ることが多いです)
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口座を探られる:「捜査の一環」として銀行口座の情報を聞き出します。
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不安を煽る:「あなたの口座が詐欺の振込先に使われている」「犯罪に関与している疑いがある」と脅します。
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LINEやビデオ通話へ誘導: ここで偽の警察手帳や偽の逮捕状画像が送られてきます。
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「本物かも…」と思わせる罠です。
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逮捕をチラつかせる:「逮捕状が出ている。今すぐ出頭できるか?」→ 遠方で無理だと答えると「このままだと逮捕になる」と追い詰めます。
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解決策の提示(詐欺):「潔白を証明するために、口座の残高を一時的に安全な場所(犯人の口座)へ移してください」
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振込(被害発生): パニック状態で振り込んでしまう……。
逮捕状や警察手帳を見せられたら、焦って信じてしまうのは無理もありません。詐欺師はそこを突いてきます。
なぜ騙されてしまうのか?(詐欺師の心理テクニック)
詐欺師は「不安 × 焦り × 相談させない」の3点セットで攻めてきます。
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電話を切らせない: 誰かに相談する隙を与えません。
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視覚的な罠: 実物を見たことがない人が多い「逮捕状」や「手帳」を見せて信じ込ませます。
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番号偽装: 表示される電話番号を本物の警察署と同じ番号に偽装することさえあります。
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物理的な距離: あえて遠方の県警を名乗り、「すぐに行けない状況」を作り出します。
◆ 詐欺を防ぐ方法(今日からできる3つの行動)
敵の手口がわかったところで、具体的な対策です。結論でお伝えした3点を詳しく解説します。
① 怪しい電話は一旦切る → 「自分で」調べた番号にかける
これが鉄則です。 相手が言った電話番号にかけてはいけません(犯人の仲間に繋がるだけです)。
必ず一度電話を切り、Googleなどでその警察署の代表番号を自分で検索してかけてください。 「〇〇警察署の〇〇さんから電話がありましたが、在籍していますか?」と聞けば、一発で嘘だとわかります。
② 警察がLINEやビデオ通話で逮捕状を見せることは「絶対に」ない
これだけは断言できます。 逮捕状を見せた瞬間に逃亡されたら終わりですから、警察は逮捕状を事前に見せません。逮捕する時は、予告なしに自宅へ踏み込みます。
また、捜査情報をLINEで送るのは情報漏洩ですし、警察手帳を画像データで送ることも悪用防止のため絶対にありえません。 「スマホで逮捕状=100%詐欺」と覚えておいてください。
③ 不要な銀行口座は解約する
「あれ? 昔あの銀行で作った口座、まだあったかな…?」 そんな曖昧な記憶が、詐欺師の言葉に信憑性を持たせてしまいます。
使っていない「放置口座」は犯罪に利用されるリスクもありますし、管理の手間も増えます。 学長もおっしゃる通り、持ち物は少ない方が身軽で安全です! ご自身の分はもちろん、ご家族の口座も一緒に整理することをお勧めします。
さいごに:あなたと、あなたの大切な人を守るために
詐欺の被害者は高齢者だけではありません。 「自分はデジタルに強い」と思っている若い世代でも、巧みな心理操作で数百万円、数千万円を失うケースがあります。
大切なのは、 「自分は大丈夫」と過信せず、「大切な家族は大丈夫か?」と考えること。
詐欺の手口は日々進化しています。
ぜひこの記事の内容を、ご両親やパートナー、ご友人にシェアしてあげてください。


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